heatanimal
I
グリズリーの出そうなミュージックシーン
近付く程ぬかるんでいく中心部付近
二度と戻れないとしたら
飛び込む? 躊躇?
殺られる前に撃ち込もうぜ
ボディブローをドスンと
やばさでソートされないコピーソング流通業には加担しない
孤高のロビンソンクルーソー
どうせ吐くんだったら度肝を抜く嘘を
どうせフィクションならオリジナルの空想を
偽物の臭いは酷い放射能
鬱屈を溜め込んだTポイントカード
濁る一途を辿るばかりのシンフォニーの壇上
還元額ダウンでも自業自得だろ
羞恥心 さらけ出してフロアーを沸かすため
価値感じる奴ら相手 微かでも着火線
火打ち石 ジャングルでは風呂を沸かすため
カチカチ叩きつけるカスタムメイドのカスタネット
* * *
点かんZIPPO不燃焼じゃ伝わりっこ無いっしょっつう感じのポテンシャルでスタンディングオベーション
木のあいだから自己対話するエリートガイダンス heatanimal
普段着のお召し物が素寒貧の現状までズラリと列挙し歌に込めるぞ
記憶改竄を着こなしたら丑三つ時唸り出す beatmania
II
蘇る化石色ライミングフォーム
話し声にエコーかかる最深部洞窟
まとわりつく理論で反吐も出ちまう雑誌ライター
氷漬けで未来に行けるプレミアムな被害者
下がっていろ しゃがんで祈るサマセット・モーム
見える前途 隅々まで雪崩の恐怖
流れ者もそっと温める祖国の
ボルシチかトルティーヤのハバネロソース
そこは電波圏外のオリコンワースト
毛皮着込みヘラジカ食う個人狩猟活動
満月と湖のミラーリングディスプレイ
忌まわしいプリズムへ釘付け
遠い知人へ出す絵手紙
“My best friend, …”
多々叩くタイプライター
=MPC
=手縫いミシン
方位磁針無しで歩く大雪原
片仮名でモールス打つ激震地
=鉛筆芯
text / SIX
beat / 黒猫beats