クローズド・ノート

IV

言葉の海サーチ ソナーにライト
点灯しフル稼働 脳内回路
肺呼吸する哺乳類
こっちも扱う情報量はボリューミー
ソロプレイで届かぬ境地求め
最新プロセッサと共同戦線
孝安皇后は別にいいけれど
おれを覚えておけよ
SIXっていうんだ
姓か名かって理屈くさいな
よう 韻韻
それがお前のニックネームだ
とりあえず飯でもどっか行こうよ
中華食いに行く? なら餃子の王将
お前らもスペックだの競争ばっかで
疲弊するって ほとんど同じじゃん
おれ達の違いって何だ
やっぱりいいわ
聞いたって理解できないから

V

渡る世間のスクランブル交差点
人間関係ってのは複雑そうだね
お前はそうやって面白がるが
おれは行き詰まりピットインさ
本当に困る
今年の夏にはコートジボワールでも
遊びに行こうなんて突拍子も無くいう
それとも東大寺本堂? オーシャンリゾート?
とか色々あったのに
ひまわりも枯れ サボテンの鉢植え
光と影 窓辺を掠め
何だったっけ 途中だった話
蝉の声が不意に遠くなった街
あの時 相談しどうのこうの
くだらない種蒔いた方眼紙ノート
歌詞の断編が残った証拠
サーチできたのかな 極楽浄土

VI

見ているか 回りゆくこの星を
相変わらずの調子でロードショー
見回しゃ知り合いも減った
アンダーグラウンドシアター
それでもおれにとっては宝の島さ
そっちはどんな風 仲間はできたかい
生まれ変わるならパンダなんか良いんじゃない
おれは口喧嘩ばっかだ
大して学べもせず無神経なままさ
移る季節は彼方
朽ちていった花が不憫でたまらない
通じていたならばいいんだけどね
ニューシネマパラダイス
いつかリバイバル上映
それまではお前が居ない夏を越える
人とか機械 境界上もいいさ
おれ達はオオサンショウウオ

text / SIX
beat / Taiko “Flower”