永久遊泳
1.
鋭利なアート探す 美術館館長の姿勢で
黙々 ディグ・ザ・サンプル
いいかげんな動機や劣等感とかで
絵筆執らない エドガー・ドガ
人類がつくった叡智の結晶
アイデア捻ってジェイルにもブレイクを
建築 彫刻 エルミタージュ
煙霧の向こうへ抜けろ テイク・ミー・アウト
大割れの賛否 休息もせず
歩きだせば十六小節
エースもコーチもティーチャーもねえ
ユー・キャント・ファインド ヴィーナスの腕
ここがどこであれ主導権取り
言葉と声がシュノーケルとフィン
病んだブルースへ薬のビーツ
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
2.
永遠に響いていく 懐かしいメロディ
追い求め 彼方へ船出をし
いつしか 自意識も明後日のほうへ
行っちまう アイロニー 春は曙
交えるペーソス 滑稽にも見えるが
そこへ向ける思い 到底消えぬ
黎明期に実ったくりいむレモンから
熟したカルチャーはまるでプリンスメロン
オートリピート また素潜りの探求
トライアル 越え進む コンクリートジャングル
ドッティーバックのように回遊 海中ひとり散歩
渋い群青から ターコイズ パウダーブルー
肩まで浸かる創作意欲が大海原
筆洗いは魅惑のウォーターカラー
怨憎会苦すら縁へと万物流転
幸い前途はトランスルーセント
text / SIX
beat / World Technique “Morning”