白露

一

晴れ晴れと開幕だ 着ようぜレインコート
雨晒しの只中へ強制連行
大多数が少数派を異端視
痛む足に靴ずれ それでもひた走る
しみったれた悲壮感はネクターやクリームソーダ
すぐ滅入ったりする愚かなメンタルディスオーダー
満タンからエンプティへ目盛りは移り
立て看板も腐り落ちた記念樹
人は失った何かへ悲しみを込め
次なる気休めを探し求める
継ぎ接ぎの仮面をした名無しの権兵衛
利己主義じゃ流れる風下方面
リリシズムルーツ 孤高に貫き
糊口を繋ぐは リビングプルーフ
何なら比べてみろよ 他のやつと
そう胸を張っていえるまでオーガナイズド

二

尊敬に値しない金の亡者
軽薄な生き方なんて カレ・ド・ショコラ
当て処もなく放浪する こっちのほうがマシ
すれ違ってお終い 五条大橋
ひとり眺めていた放課後の日暮れ
似たやつの分布図はポルカドットスティングレイ
慢性的な何かの欠乏症
セーフモードでも起動しない木偶の坊
シビアなライフ 舌を刺す 辛子明太子
生きる限り痛みや悲しみを耐え抜こう
自分の出来る中で最善をなすだけ
軽口も叩けないか サイレントラム
土に蒔いた種 月日が流れりゃ
チャンスはまた来る 不思議な宿命
窮地に立たされ 愚痴りたきゃ吐け
飲み込むくらいなら 口汚くあれ

text / SIX
beat / Pabzzz “Night Walk”