ラップアンドビーツ(reprise)

IV

ガナッシュとスリーズをダックワーズ状にする
フランボワーズのミルフィーユ風アマンド・チュイールより
背中は昔気質な羽二重餅
おばあちゃんの味 素朴な粥か雑炊
丸大豆を使用 甘酢 抹茶塩
バルサミコ酢入りの卵とじ
松坂近江牛のカツサンドより
B級のタルタルソースシーフードパスタ料理
たゆまぬ精進して辣腕を振るい
篝火起こし鍋で炊く飯盒炊爨
バラ色 ピンクより カクタスのグリーン
オランウータンとchillする藪や森
comfortable with nobody ワンマン ソリスト
つまるところ単なる個人技
まあでもこんなんで良ければ オマージュ パロディ
パスティーシュ ご自由に 佐村河内

V

買った食事で済ませ 空っぽシンク
胸もがらんどうになり しゃがむフローリング
白馬の王子なんか漫画上のフィクション
何がほしいか見えず雨漏りの日々
○×のクイズみたく簡単にこっちって行かず
「まずまず同意」でやむなく応じる
不安感と向き合う おれは癇癪持ち
なんだかんだやってきて Chapterも2
現代の言い回しで和歌を詠み
たったの一首に賭けるカルタ取り
育つ裏通り 安アパート住み
眺める真ん丸望月は遥か遠い
年輪重ねていくガジュマルのツリー
音楽史にブランチ張ってsubversion切る
満願成就に向け神頼み
そんなズルは無しで我が道を行く

VI

頂を目指し登る タカオニ
過ぎ去った時の果てへ空き缶をキック
縄跳びとか 綾取りとか
ストイシズムで成り立つラボラトリー
ひとり全力でやる砂遊び
悟り求めビーツの上 チャクラを組み
眩しすぎる正論はシャットアウト済
なれないマッカートニー
各界諸氏も「さすがあのSIX」なんて
感嘆の辞 述べないのが普段通り
自己だけは満足でちゃっかり潤し
シャワーホースに手応え注ぐ砂漠のオアシス
がぶがぶと血吸う藪蚊のように
勝った後美酒をラッパ飲み
HIPHOP DON’T LOVE ME 片想い
そのほうが創作としてはプラトニック

VII

モデルハウスの精巧なカラーコピー共
風評にクルクル 風見鶏
ときにメリットくれる他山の石
でも安直に結成しない Jack and Jill
捨てず仕舞っておけ the first piece
松明の火ありありと ランタントーチ
浮かぶ太陽に掌かざすと血は赤色
不死身らしいわ SHAKKA ZOMBIE
ほら孝乃富士から若ノ海まで
老若男女を討ち取る RAP & BEATS
小姓でも大成する田沼意次
真っ昼間のアイネクライネナハトムジーク
レペゼン表町 オランダ通りから
何ヴァースも延命措置 フランダースの犬
千一夜つづけたシャハラザードみたいな
日刊連載していく枕草子

* * *

I’m just kidding. How ‘bout this? 変わらぬマイメンは黒猫beats
カラフトシシャモか たらこおにぎり的 飾らぬナイメンにhalfpantsとbriefs
サークル活動 チームワーク 団体競技ってのは あんま上手くナイネンって分かってほしい
ハッシュタグ もちろんこれ #RAPANDBEATS 必ずライネンもjumpup更新!

VIII

歩く散歩道 寒々とした空
マフラーとフリースのアフガン織
花は蕾 自在に咲かすといい
燦々と降り注ぐサンシャインのプリズム
仙台弁 上総国だか知らないが
お国言葉レペゼンするラムちゃん推し
きょうはなんのひ つったら 母の日
それと同じくらい重要なラップアンドビーツ
は? いや本気? ってさんざん疑問視されて
まだこのリングから私あ降りぬ
生涯一度なら迷わず即撃ち込め
オポチュニティの眉間 マグナム44
格下の身 果敢にガリバー旅行記
またはドン・キホーテ ポケットに隠し球を持ち
鼻息荒い運命の手綱を引く
デミグラスとシックス アダムとイブ

text / SIX
beat / DEMIGRASS “elmer”