三大ファクターの組み合わせ
概要
韻の一致ファクターで定義した“母音合わせ”“子音合わせ”“リズム合わせ”が実際にどう使われるのかを考察する。
組み合わせ一覧(母音+子音)
まずシンプルな例として、母音合わせと子音合わせのみを考える。
| 名称 | 定義 | 例 |
|---|---|---|
| 母音ライム | 母音一致を満たす韻 | プラグと スタッフ |
| 子音ライム | 子音一致を満たす韻 | 路肩と ラケット |
| 母音子音ライム | 母音一致と子音一致を満たす韻 | 苦楽と クラック |
このうち“子音ライム”は意識的に母音不一致を狙わないと発生しにくい。
初期に母音合わせから韻を始めたライマーは、無意識に母音も合わせてしまうことが多く、子音を合わせるとき母音子音ライムになりがちである。
組み合わせ一覧(母音+子音+リズム)
つづいて、リズム合わせを取り入れたパターンについて考える。
| 名称 | 定義 | 例 |
|---|---|---|
| 母音リズムライム | 母音一致とリズム一致を満たす韻 | 隅っこと グリッド |
| 子音リズムライム | 子音一致とリズム一致を満たす韻 | コロッケと クリック |
| 同音ライム | 母音一致と子音一致とリズム一致を満たす韻 | 発見と 白鍵 |
また、リズム一致のみの場合はリズムライムとなる。
| 名称 | 定義 | 例 |
|---|---|---|
| リズムライム | リズム一致を満たす韻 | ラケットと クリック |
リズム合わせは、母音や子音を合わせた後で追加点を狙うために用いるケースが多い。
ただ、まれに単体使用のリズムライムも目にすることがあり、子音ライムに比べれば一般的といえるだろう。
子音ライムやリズムライムを音源で用いる場合、母音をカットしたような発音を意図的に行えば、ライミングの効果を感じやすい。
対応表
上述した7パターンと三大ファクターの対応表を示す。
| 名称 | 母音一致 | 子音一致 | リズム一致 |
|---|---|---|---|
| 母音ライム | ○ | ||
| 子音ライム | ○ | ||
| 母音子音ライム | ○ | ○ | |
| 母音リズムライム | ○ | ○ | |
| 子音リズムライム | ○ | ○ | |
| 同音ライム | ○ | ○ | ○ |
| リズムライム | ○ |
上記の対応表において○は“必須要件”を指す。
したがって、母音一致に○がついているパターンすべてを広義の母音ライムとみなす考え方も可能。
(文/SIX)
from 韻韻
“rhythm rhyme”って書くと字面に韻律を感じるね
変更履歴
2017.6.7
- 新規作成
2019.1.9
- 公開用に清書
- ライムブログにて公開
2023.11.29
- 押韻島地下城への再録にあたり改稿